研究活動
朝鮮族研究会

シンポウジウム
朝鮮族研究会

2017年度朝鮮族研究学会全国学術大会

 

 

日 時:2017101日(日)10:00-18:00

場 所:立命館大学茨木キャンパスA3階(AS368

(最寄り駅:JR茨木駅徒歩5分、〒567-8570 大阪府茨木市岩倉町2-150

 

10:00-10:20  受付・登録 (資料代:非会員500円、学生無料)

10:20-10:30  開会・挨拶(鄭亨奎 朝鮮族研究学会会長)

 

午前の部 10:30-12:00 

 

学術大会(司会:谷川雄一郎)


10:30-11:00  報告  鄭春美(宇都宮大学院)

               「在韓高学歴中国朝鮮族の異国文化への適応過程分析」

          討論者:玄善允(大阪経済法科大学アジア研究所)

 

11:00-11:30  報告 成治院(韓国・安東大学院)

               「中国同胞の「日常」に関する民俗学的思惟」

          討論者:金英花(宇都宮大学)

 

11:30-12:00   報告 沈一鍾(韓国・ソウル大学研究員)【朝鮮語・通訳なし】

               「現代韓国の儒教祭礼の祭需(祭物)と陳設」

          討論者:趙貴花(名古屋商科大学)

 

昼食  12:00-14:00(総会12:40-13:40

昼食は各自ご用意ください(学内に売店などがあります)。

 

 

午後の部 特別セッション 14:00-18:00 

「中国朝鮮族の移動を読み直す:『朝鮮族のグローバルな移動と国際ネットワーク』の刊行から10年が経過して」(司会:鄭雅英) 

 

 本学会の前身である中国朝鮮族研究会の総力を結集した『朝鮮族のグローバルな移動と国際ネットワーク』(アジア経済文化研究所、2006年)が刊行されて、早や10年以上の歳月が流れた。刊行当時、「歴史的な激動期と転換期の只中にある」(同書、頁)とされた朝鮮族社会は、その後さらに加速化すると共に多様化する移動(単線的な移動ではなく往来など複線的、頻度の増加、移動の反復、恒常性その他)などによってさらに著しい変貌をとげつつあり、同書で提示された「移動」というキーワードの有効性は色あせるどころか、ますます重要度を増している。

 しかし、それだけに移動という視座そのものに関して、総合的な再検討が必要な段階に立ち至っている。例えば、現在の移動はかつて想定されていた移動と同じものなのか、もしその位相に変化が生じているとすればそれはどのようなものなのか、移動先の社会や国家によって移動した朝鮮族の生活やメンタリティにどのような差異が生じているのか、多くの人々が他郷に移動した後に残されたホームランドは、そしてその地の人々はどのように変容しているのか、さらには移動した人々とホームランドに残された人々の関係はどのようになっているのか、といった移動に関連する一連の問題系が実に具体的で多様な課題として浮上し、それに対応する活発な研究が進行中である。

 そうした状況を受けて本セッションは、10年前の成果とそれを受けて現在進行中の研究成果との綿密な対照によって移動の問題系を総合的に整理したうえで、朝鮮族とその研究の今後について検討する場としたい。その為に、朝鮮族の移動についてそれぞれの角度からアプローチされてきた研究者の方々に上記の問題意識に相関する報告をお願いしている。それに加えて、朝鮮半島からの国境を超えた移動という点では同じでも、朝鮮族とは別様の移動実践をしてきた事例についての報告も特にお願いした。韓国・済州島の人々(チェジュサラム)は、朝鮮族と同じく朝鮮半島領域を出自としながらも、この100年の歴史において朝鮮族とは様々な意味で別様の移動を経験してきた。そしてそれら両者のエスニック集団の一部同士が日本で遭遇するに至っている。そうした人々の移動実践についての知見が、朝鮮族の移動に新たな光をあてることが期待される。

 最後に、本セッションは、現在計画中の大きなプロジェクトの第一歩に他ならないことを、是非ともお伝えしておきたい。今回の成果を受けて、来年には同一テーマで国際的な議論の場を設定するなど、議論を継続して広めると同時に深めたうえで、本学会のメンバーはもちろん、朝鮮族研究に関心を持つ多様な人々の総力を結集して、朝鮮族研究の現況を総合的に世に問うような書物を上梓する計画なのである。

このセッションが朝鮮族とその研究の過去、現在、未来に関心を持つあらゆる人々が忌憚のない議論を交わすことによって知見を共有し、朝鮮族研究の環を広めると同時に絆を深める契機になることを願っている。

 

付記:上で述べたプロジェクトには、本学会の少なからずのメンバーが関わっている以下の科研共同研究が協賛の予定である。科研基盤研究C「移民の「ネーション(国民)」意識に関する研究:中国朝鮮族と在日朝鮮人を事例に」(研究代表者:鄭雅英)。科研基盤研究B「中国朝鮮族の元日本留学生と東アジアにおける「越境的な社会空間」に関する研究」(研究代表者:権香淑)

 

14:00-14:05 趣旨説明:鄭雅英(立命館大学)

 

14:05-14:40 基調講演:鄭信哲(中国・社会科学院)【朝鮮語・通訳なし】

「急速な人口移動と朝鮮族社会の存続の問題」

 

 (休憩5分:会場設置、準備のため)

 

14:45-15:10 報告:権香淑(早稲田大学地域・地域間研究機構)

              「朝鮮族の移動とコミュニティの変容から浮かび上がる理論的課題」

 

15:10-15:35 報告:呉泰成(大阪経済法科大学アジア太平洋センター)

              「在韓朝鮮族社会の現状と今後の展望」

 

15:35-16:00 報告:林梅(関西学院大学)

              「「留守」を生きる村:中国朝鮮族村の観光化に着目して」

 

(休憩20分)

 

16:20-16:45 特別報告:伊地知紀子(大阪市立大学)

               「在日済州島出身者の移動史と生活世界」

 

16:45-17:45 総合討論(質疑応答を含む)

 

17:45-18:00 閉会・挨拶および写真撮影

 

18:15-20:30 懇親会

 

【お願い】

 本大会への参加を希望される方は、お名前とご所属、会員・非会員の別をご明記のうえ、懇談会の予約について記したメールを、事務局(chaoxianzu@hotmail.com)まで送信して下さい。 期限:928日(木)まで

昼食は各自ご持参ください(学内に売店などがあります)。

 

【ご案内】

当日、正会員の方には、受付にて10月刊行の『朝鮮族研究学会誌』(第7号)を配布いたします。受付の際に、忘れずにお受け取り願います。また、年会費(一般会員:5,000円、学生会員:2,000円)を滞納されている会員におかれましては、必ず2017年度までの会費を納入されたうえで、学会誌をお受け取り願います。

番号 タイトル 投稿者 日付 閲覧数
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12 2013年度全国学術大会(2013.12.15) 管理者 2016.06.14 1542
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8 [写真] 第3回在日本中国朝鮮族国際シンポジウム(懇親会) file 管理者 2012.06.09 4956
7 [写真] 第3回在日本中国朝鮮族国際シンポジウム(午後:パネル) file 管理者 2012.06.09 4786
6 [写真] 第3回在日本中国朝鮮族国際シンポジウム(午後:基調講演) file 管理者 2012.06.09 4938
5 [写真] 第3回在日本中国朝鮮族国際シンポジウム(午前:学術大会) file 管理者 2012.06.09 4672
4 第3回在日本中国朝鮮族国際シンポジウム(2009.12) 管理者 2012.06.09 5019
3 [写真] 第2回在日本中国朝鮮族国際シンポジウム file 管理者 2012.06.09 4408
2 第2回在日本中国朝鮮族国際シンポジウム(2005.12) 管理者 2012.06.09 4532
1 第1回在日本中国朝鮮族国際シンポジウム(2001.12) 管理者 2012.06.09 5019